姿勢画像-1
姿勢の変化のケース:1
簡易メニュー作成前の写真
上はもとプロダンサーで、今はダンスインストラクターとして活動している方の写真です。
現在は現役では無いと言う事もあり、また元々恵まれた体の持ち主であった事も幸いしてはいるのですが、よく注意して見ると側面では耳孔が垂直線より前方にあり、大転子も前方に来ています。
また耳孔の位置も左右で違う事が見て取れます。
さらに正面では上体が左に傾き、鼻の位置が正中線からかなり左にズレています。
この他にも機能テストでは肩の動きに少し問題があったり、歩行テストでも左右の足の振り出しに問題がある事が判っています。
下の写真はエゴスキューの運動療法による簡易メニューによるトレーニングを実施した直後の写真です。
上の写真と比較した時の最大の変化は正面の写真で、体の正面の垂直線がほぼ正中線と一致した事です。
また左側面では垂直線が理想的な状態に近づいています。
ただし右側面では大きな変化は見られません。
これによって、体全体の捻じれがまだ残っている事が考えられます。
この方も現役時代から腰痛はあったようですが、普段の姿勢そのものは他のダンサーさん達の中では比較的良い状態であったと思われます。
簡易メニュー実施直後の写真
次の写真は簡易メニューを一定期間自分で継続してもらった後撮影したものです。
最初の写真と比べると、体の捻じれは若干あるものの、左右のバランスなどはずいぶん改善され、またいわゆる反り腰気味だった骨盤の前傾などはほとんど無くなっています。
また腰の違和感などの自覚も無くなったとの事でした。
簡易メニュー一定期間継続後の写真
次の写真は上の写真撮影直後に現状にあったエゴスキューの運動療法の個人メニューを作成し、その場で実施してもらった直後の写真です。
参考の為に理想的姿勢の図を張り付けて見たので下の写真と見比べてみて下さい。
かなり理想的な状態に近づいているのが判ると思います。
なかなか取れなかった体の捻じれも殆ど気にならない状態です。
また歩行時にあった下肢の振り出しの問題も、スキルウォークの理論に基づいた歩行を一緒に行う事で全く問題も無くなったようです。
欲を言えば少しO脚気味なので後はこれを修整すればダンサーとしてだけではなく、人間としても理想的な姿勢に近づく事ができるはずです。
個人メニュー実施直後の写真