姿勢画像-5
姿勢の変化のケース:5
腰痛治療直前の写真:№1a
この写真の女性は最初の理想的な姿勢のページに出てきた女性で、上の写真は再度レッスン中に腰を痛めて来られた時の写真です。
外見上は極端な姿勢の歪みは出ていませんが、左右の側面の写真からは体の捻じれが、前後正面の写真からは特に上半身が左に傾いているのが見て取れます。
一方下の写真は治療直後の写真です。
主に鍼治療と用手療法を用いて、腰痛に対する主訴のほぼ100%は消失したとの事でした。
しかし下の写真を見ると、正面の写真では左への傾きが強まっています。
この方の場合は、背骨に強固な狂いがあるようで、機能テストでも常に肩甲骨の動きに機能の異常があるようです。
結局痛みが取れて本人は動きが良くなったと言っているのですが、姿勢全体を見ると必ずしも良くなっているとは言えないようです。
そして治療3、4日後のレッスン中に腰痛は再発しています。
腰痛治療直後の写真:№1b(個人メニュー無し)
腰痛治療直前の写真:№2a
上の写真は再発後に治療に来られた際に撮影したものです。
彼女はもともと自分専用の個人メニューを持っていたので、今回の治療では痛みを取ることにこだわらず、3割程度は主訴を残した状態で、後半はエゴスキューの運動療法による個人メニューを実施しました。
下はその後に撮影した写真です。
上の写真と比べると、側面は左右とも非常に良い状態になっています。
また下半身の中心もきれいに整い、重心が左右の足に均等に乗っている事も想像できます。
残念ながら上半身が左に傾いているのはまだ少し残っているようです。
ただこの治療と運動療法の併用の後、約1か月後も腰痛の再発は起こっていないとの事ですので、治療+運動療法の効果の大きさが理解できます。